生き方のPROに聞くインタビューシリーズの始まりです! 生き方のPROって何? それはインタビューを読めばわかります。PROとしか! ( 第1回から読む )
2.仕事をするうえで一番大切なこと
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—— やなせさんは仕事をするとき、何を重視しているんですか?
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やなせ:本を出す時はいつもそうなんだけれど、いいものができたかどうかより、売れたかどうかのほうがむしろ心配なんです。ちゃんと利益が出て会社が儲かる、それによって僕が喜ぶ、読んだ人も喜ぶ。仕事をする以上、みんながいいほうがいいんです。
まず考えなきゃいけないのは、それで利益が上がるのか。だから、わがままなことはやらない。僕の本を出したいという人にも「止めたほうがいいんじゃないかな、ちょっと売れそうにもないから」と言うことがときどきあるんです。 ![]() 何かをやるときは「ある程度の利益を生む」ということを念頭に置いてやらないとダメ。国や自治体も、いろんなハコモノを作るでしょう。今度は「アニメの殿堂を作る」とか言ってますけど、要するに国民の税金を使うわけでしょ? 勝手なものを作って、赤字出してねえ。 東京都の美術館なんて25億の赤字ですし、地方にもすっごい立派なハコモノがありますから。田んぼの真ん中に、5000人も入るような規模のものを作っていますよ。「赤字でしょ?」と訊くと、「赤字です」と。 どんなに意義があるものでも、税金をそんなふうに使ってしまうのはよくない。それよりも、入る人員に見合うキャパのもの、つまり身の丈にあったものを作ればいいんです。 |
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—— やなせさんが設立にかかわった「アンパンマンミュージアム」は、高知県香北町という地方にあるのに、おおぜいのお客さんが詰め掛けていますよね。
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やなせ:「人が喜ぶかどうか」が何よりも大事だと思うんです。楽しければ人は来ますし、ある程度の利益が上がる。そうしてある程度の人が来たならば、そこで初めて拡張していけばいいわけです。初めからやたらにバカでかい立派すぎるものを作ると、あとで困るわけ。
(つづく) |
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